線維筋痛症の診断基準 1.広範囲の疼痛が続いていること 定義:次にあげるもの全てが生じている場合には、広範囲の疼痛と考えられる。 左半身の痛み 右半身の痛み 腰より上の痛み 腰より下の痛み 骨格系の痛み(頸部脊椎、前部脊椎、胸部脊椎、背中の下部) この定義においては、左右の肩部と臀部の痛みはそれぞれ左右半身の痛みに含まれ、背中の下部の痛みは下半身の痛みと考える。 2.18箇所の圧痛点のうち11箇所以上に痛みがあること 定義:指圧による痛みが、次の18箇所のうち11箇所以上存在すること。 後頭部:後頭骨下部筋付着部(左右) 下頸部:C5−C7における横突間帯の前部(左右) 僧帽筋:上側縁の中間点(左右) 棘上筋:内側縁付近の肩甲棘の上(左右) 第二肋骨:第二肋骨軟骨接合部、接合部上面のすぐ脇(左右) 外側上顆:上顆から2cm(左右) 臀部:外側に張り出した片側臀部を四分割した上外側(左右) 大転子:転子窩突起の後部(左右) 膝:関節線近傍の内側脂肪体(左右) 指圧は約4kgの力で行うこと。 指圧により患者が痛いと感じた場合に、その指圧点を陽性であるとする。Tender(普段は感じないが押すといたい場合)は、痛いとしない(訳者注1)。 *上記の2つの基準を満たす場合には、患者は線維筋痛症と診断されるが、これは分類を目的とした基準です。また、広範囲の疼痛は、3ヶ月以上続いていなければならない。二次的臨床疾患の存在により、線維筋痛症は除外されません。 アメリカリュウマチ学会 1990年線維筋痛症分類基準より ★ここがポイント
心をこめて調剤いたします! ![]() ・病む人の気持ちで、心と体をよく暖めて、骨身惜しまず調合すべし。 ・患家を師として、先人の遺訓を守り、常に原典を顧みて研鑚すべし。 ・経験を重ねて、直感を磨くべし。 ・見えざる証あり。見え難き証あり。四診よりも、お客様の苦痛を優先すべし。 ・節食と鍛錬は、治病の要訣なり。 ・病を治するは、自然の治癒力なり、薬方は、杖に過ぎざるものと知るべし。 ・生薬は、十分吟味すべし。天地の恵みに感謝して、自然を守るべし。 ☆線維筋痛症に用いる主な漢方処方 ・症状を改善して、体力をつけ自然治癒力を高める処方を服用します。 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 精神不安があって驚きやすく、心悸亢進(しんきこうしん)めまい、のぼせ、不眠などある方 黄連解毒湯(おうれんげどくとう) イライラ、不安、のぼせ症状、胃部のつかえ感、目の充血などのある方 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 血色悪く、微熱、頭汗、盗汗、疲労倦怠感、食欲不振などがあり、へその部分に動悸のある方 柴朴湯(さいぼくとう) 口が苦くみぞおちのつかえ感があり、のどの違和感、感情不安定、疲労倦怠感のある方 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) 微熱、悪寒し、みぞおちがつかえ、頭痛、関節痛があり、胃痛)、腹痛、食欲不振などを伴う方 柴苓湯(さいれいとう) 尿の出が悪い、下痢傾向があり寒気、口が苦くみぞおちのつかえ感のある方 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう) 頭痛、のぼせ、耳鳴りなどを伴って疲労しやすく、臍(さい)部周辺に動悸(どうき)を自覚する方 加味帰脾湯(かみきひとう) 身体が衰弱して熱があったり、神経のつかい不安、動悸、不眠のある方。 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ) 体力や抵抗力がない方の精神興奮、不安感、全身倦怠感などの神経症状に用います。 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 胃腸機能減退して、疲労倦怠感、食欲不振があり頭痛、、ねあせ、微熱などがある方 このような処方の中から体質、症状に合ったものを服用します。 ・上記の漢方処方との併用をおすすめしている精神疲労(気持ちの疲れ)に効果のある漢方製剤もあります。 漢方製剤は何種類かありますので、詳しくはご相談下さい。 『専門の薬剤師が、 親身な相談をいたします。』 担当薬剤師の 成田 寿(なりた ひとし) と申します。 薬科大学を卒業以来、漢方薬の研究一筋の薬剤師です。 健康についてのお悩みは、何でもお気軽にご相談して下さい!
◎メール相談はこちらから→ ◎当店で調剤を御希望の方、価格などはこちらをご覧下さい。→ ☆「ハートが勝負の健康相談!」 20年以上健康相談の仕事にたずさわってきて、一番大切なことは 「どれだけハートで汗をかいているか」ではないかと思います。 真剣に病気で悩んでいるお客様のご相談にこたえるには、 こちらの真剣さが一番大切だと思います。 真剣になることは、「ハートで汗をかくことだ」と私は考えています。 このような心がけで、いつも全力でご相談にのり 心をこめて、漢方薬を調剤いたしております。
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| 漢方で解決!痛み::線維筋痛症の漢方薬 | 12:52 AM | comments (x) | trackback (x) | |